システムのクラウド化による「拡張性」について
2021.10.06
こんにちは!岡山・香川のテレワークならおったまのテレワークガイドです。
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どっぷり秋になってきました。ちょっと野菜が高いのが気になる今日この頃です。
ちなみにカボチャやサツマイモがおいしい季節ですが、収穫しているのは夏。
甘みを増すために貯蔵してるから秋や冬に店頭に並ぶんですね。
さて、前々回は『バックオフィス業務(経理・総務などの後方支援業務全般)のクラウド化が中小企業で進んでいる』という話をしました。
そして前回は『クラウド化による「いつでも」「どこでも」使えるについて』を考察しました。
そこで今回は『システムの「拡張性」について』を考えていきたいと思います。
クラウド化したら、今までのオンプレミス環境(サーバーやPCを自社で保有している環境)とどう変わるのか?
「拡張性」とひと言でいってもいくつかの側面があります。
システムのライセンス面について
何台のデバイス(PC)で使えるのかが該当します。
オンプレミス環境の場合
パッケージソフトの場合、ライセンス数の範囲がある程度固定されている場合が多いです。
例えば3ライセンスの次は5ライセンス、5ライセンスの次は10ライセンスなどです。
つまり5ライセンスの人が追加でもう1ライセンス欲しい場合は、10ライセンスを買わないといけません。
さらに購入後はサーバーにインストールしなおして、クライアントを追加する作業が必要です。
そのクライアントですが、数を増やすことはできても減らすことは難しいメーカーがほとんどです。
クラウド化した場合
1ライセンスから追加・解消できるシステムが多いようです。
サーバーはクラウドにありますから特に何もする必要はなく、クライアント(使う側)のシステムを追加インストールするだけです。
ライセンスを減らしたい場合は契約を変えるだけ。非常に簡単です。
システムの環境面について
別の拠点でも一緒に使えるのかといったことですね。
これは前回の考察でもお話ししましたが、場所に依存されにくいのがクラウドの特長です。
オンプレミス環境の場合
本社と拠点をVPN回線で結んでネットワークを作ってから、デバイスを接続する…といったことが必要でした。
ですから回線の費用やVPN環境を構築する機器やサービスが必要だったわけです。
クラウド化した場合
回線の費用やVPN環境を構築する機器やサービスは全く不要です。
インターネットさえつながればセキュアな環境が構築できます。
システムの機能面について
バージョンなどの機能追加だけでなく、オプションや別システム連携といった部分も含まれます。
オンプレミス環境の場合
バージョンアップで機能追加する場合、CD-ROMやダウンロードでバージョンアップする形がとられています。
そのたびにインストール作業が発生し、システム担当者の負担がかなりありました。
クライアントシステムが遠隔地の場合はなおさらです。
また、メーカー側からするとCD-ROMを送付するにはそれなりの原価が発生しますから、そんなに頻繁に機能追加して送付するわけにもいかないのが現状です。
ある程度機能追加されたらまとめて送付していたものと思われます。
クラウド化した場合
機能追加するたびにクライアント側ではアップデートがあるものの、OKボタンを押すぐらいですからさほど苦になりません。
メーカー側としてもCD-ROMを送付する原価はかかりませんから、都度機能追加できるわけです。
オプションや別システム連携については、オンプレミス環境ですと通常組み込みプログラムを追って作ることはできません。
その点クラウドならAPI(Application Programming Interfaceの略、アプリ等をつなげる窓口的なプログラム)が一般化しており、例えば以下のようなことができます。
- 会計システムに経費精算アプリをくっつける
- 給与システムに年末調整申告アプリをくっつける
- 販売管理システムに請求書発送アプリをくっつける
さて、長くなりましたのでおさらいします。
- ライセンスの考え方がクラウドの方が柔軟
- システム環境はクラウドの場合とても簡単
- 機能の追加はクラウドの方が楽
つまりシステムをクラウド化すると「拡張性」が高くなるわけです。
一度自社の業務を見つめなおし、一部分だけでもよいのでクラウド化を検討してみてはいかがでしょうか。
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