IT導入補助金スケジュールを徹底解説!いつ動くべきかがわかる
2025.07.01
こんにちは!岡山のIT・経理コンサルティングのネットリンクスです。
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「IT導入補助金に興味はあるけれど、いつ何をすればいいのかわからない」
そんなお悩みを抱えていませんか?
特に近年は、インボイス制度や電子帳簿保存法への対応が進む中で、補助金を活用してITツールを導入したい中小企業が増えています。
しかし、スケジュールや申請手続きの複雑さから、せっかくのチャンスを逃してしまう事例も少なくありません。
一方で、実際に補助金を活用した企業は、業務の効率化やコスト削減、売上向上など、目に見える成果を手にしています。
このコラムでは、2025年のIT導入補助金に関するスケジュールを一つひとつ分解し、限られた期間の中で確実に間に合わせるために必要なアクションを具体的に紹介していきます。
IT導入補助金とは?
IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者がITツールを導入する際に、その費用の一部を国が補助する制度です。
2025年度は以下の枠が用意されています。
- 通常枠:業務効率化やDX推進を目的としたITツール導入
- インボイス枠:インボイス制度対応ITツールの導入
- セキュリティ対策推進枠:サイバーセキュリティ強化のためのITツール導入
- 複数社連携IT導入枠:複数企業による共同導入支援
補助率は最大4/5(枠により2/3〜4/5)、補助額は50万円〜450万円が目安です。
2025年の申請スケジュール
第1次締切:2025年5月12日(月)第2次締切:2025年6月16日(月)- 第3次締切:2025年7月18日(金)
- 第4次締切:2025年8月20日(水)
- 第5次締切:2025年9月22日(月)
※上記はすべて2025年7月1日時点の情報です
2025年のIT導入補助金は、現在第5次締切(9月22日)まで予定されています。
第3次締切(7月18日(金)17:00)を逃すと、第4次8月20日(水)、第5次9月22日(月)と続きます。
申請チャンスはまだありますが、競争率は回を追うごとに上がる傾向です。
今から動き始めれば、第4次・第5次も視野に入ったスケジュール調整が可能になります。
ただし、提出期限ギリギリではシステム混雑やトラブルに巻き込まれるリスクもあるため、できれば各締切日の1週間前には申請を完了させることを強くおすすめします。
必要書類と取得スケジュール(岡山県の場合)
申請に必要な書類は、どれも事前に準備しておくべき重要なものばかりです。
特にgBizIDプライムの取得は2週間程度かかるため、最も早く着手すべき項目です。
また、書類の中には法務局や税務署で発行されるものもあり、混雑時には取得に時間を要する場合があります。
以下は岡山県内の中小企業が書類を揃える際の具体的な取得先や手段をまとめた一覧です。
地域によって若干の違いがあるため、該当する窓口を確認のうえ、余裕を持って進めることが重要です。
必要書類と取得先
書類名 | 取得先 | 取得方法 | 所要日数 |
---|---|---|---|
gBizIDプライム | gBizID公式サイト | オンライン申請 | 約2週間 |
SECURITY ACTION | IPA公式サイト | オンライン | 約1週間 |
登記簿謄本・履歴事項全部証明書 | 岡山地方法務局 or オンライン | 窓口または登記・供託オンライン | 即日〜3日 |
納税証明書 | 岡山県税事務所 or e-Tax | 窓口 or オンライン | 即日〜3日 |
決算書(数字の入力に必要) | 自社 | - | - |
※岡山県以外に所在する企業の方は、登記簿謄本や納税証明書の取得先が異なる場合があります。
※各都道府県の税務署・法務局・商工会議所などにお問い合わせいただくか、都道府県庁の産業振興部門、または「IT導入補助金2025」公式ポータルをご確認ください。
第3次締切にギリギリ間に合わせるスケジュール
第3次締切に申請を間に合わせるには、ギリギリのスケジュールでも確実にこれだけの準備が必要です。
「今はまだ大丈夫」と思っていても、gBizIDの取得だけで2週間かかるため、実質的な猶予はごくわずかです。
以下に示すスケジュールは、最遅で動いた場合の目安であり、これより遅れると間に合わないリスクが極めて高くなります。
また、この他にも具体的な導入ツールの選定や、ITベンダーの選定も必要ですので、この一覧を参考に、1日でも早く準備を進めてください。
やるべきこと | 期限 | 所要日数 |
---|---|---|
gBizIDプライムの申請完了 | 7月3日(木)まで | 約2週間 |
SECURITY ACTIONの宣言完了 | 7月11日(金)まで | 約1週間 |
登記簿謄本・履歴事項全部証明書 | 7月15日(火)まで | 即日〜3日 |
納税証明書の取得 | 7月15日(火)まで | 即日〜3日 |
決算書類準備 | 7月16日(水)まで | 即日〜3日 |
オンライン申請(提出) | 7月18日(金)17:00まで | - |
注意点と成功のコツ
IT導入補助金の申請は、制度を理解して必要書類を揃えるだけでは不十分です。
実際の申請現場では「思わぬ落とし穴」で差し戻しや不採択になるケースも少なくありません。
ここでは、申請でありがちなミスや見落としやすいポイント、そして採択率を高めるためのちょっとしたコツを紹介します。
これらを押さえておくことで、申請の精度が上がり、審査通過の可能性がぐっと高まります。
- gBizIDSECURITYACTIONは早めに取得せよ:2週間程度かかるため最優先で申請
- 導入前の契約・発注NG:交付決定後に着手しないと無効
- KPIを明確に:「業務効率化」ではなく「受注時間20%削減」など具体的に
- 支援事業者と連携:実績豊富なベンダーに相談し、書類整備をスムーズに
まとめ
IT導入補助金は、中小企業のデジタル化を支援する強力な制度です。
特に岡山県内の中小企業にとって、限られた時間とリソースの中で確実に補助金を獲得するには、「正確な情報」「具体的なスケジュール」「信頼できる支援者」の三本柱が不可欠です。
補助金を「取れるかどうか」ではなく、「どうやって活かすか」の視点で考えることが、これからの企業経営においては大きな差となって現れます。
申請は1日でも早く着手するに越したことはありません。
gBizIDの申請やベンダー選定を今すぐ開始し、実際の申請までを逆算してタスクを明確にしましょう。
本記事を参考に、あなたの事業にとって最も効率的なスケジュールを設計し、補助金を「使いこなす」第一歩を踏み出してください。
「今から動けば間に合う」——それが2025年のIT導入補助金最大のチャンスです!
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