自社導入との違いは?RPA導入支援サービスを活用するメリット
2025.04.23
近年、多くの企業が業務の効率化を目指してRPA(Robotic Process Automation)の導入を検討しています。RPAとは、人間がパソコンで行っている単純な作業を、ソフトウェアロボットに任せて自動化する技術です。書類作成や入力作業など、決まった手順の作業を自動で行うことで、社員の負担を減らし、ミスのない業務を実現できます。
しかし、調査によると、専門家のサポートなしでRPAを導入した企業の約70%が期待した効果を得られていません。多くの場合、「RPAを入れれば自動的に業務が効率化される」という思い込みから、準備不足で導入し、途中で挫折してしまいます。
この記事では、RPA導入を成功させるためのポイント、よくある失敗の原因と対策、そして私たちのサポートサービスについてわかりやすく解説します。RPAの導入を検討されている企業の皆様に、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
1.成功するRPA導入の5つのステップ
RPA導入を成功させるには、次の5つのステップを着実に進めることが重要です。
STEP1:目標と計画を立てる
まずは「なぜRPAを導入するのか」という目的を明確にし、具体的な目標を設定します。
例えば、
- 月末の請求書処理時間を50%削減する
- 入力ミスをゼロにする
- 残業時間を30%減らす
目標が決まったら、導入の全体計画を立てます。この段階で、どの業務から自動化するか、いつまでに導入するか、誰が担当するかなどを決めておきましょう。
STEP2:業務の分析と改善
自動化する業務プロセスを詳しく分析します。この際、現在の業務の流れを「見える化」し、無駄や改善点がないか検討することが重要です。RPAは「悪い業務プロセスを自動化しても、速い悪いプロセスができるだけ」と言われます。まずは業務プロセス自体を見直し、必要に応じて改善してから自動化に取り組みましょう。
STEP3:RPA開発とテスト
分析した業務プロセスをもとに、RPAロボットを開発します。この段階では、通常のケースだけでなく、例外的な状況にも対応できるように設計することが重要です。開発したロボットは、様々なパターンでテストを行い、安定して動作することを確認します。
STEP4:導入と運用開始
テストが完了したらいよいよ本番環境での運用開始です。いきなり全面的に切り替えるのではなく、人間の作業と並行して段階的に導入することをお勧めします。また、現場の社員に対して、RPAの目的や使い方、トラブル時の対応方法などの教育を行うことも大切です。
STEP5:効果測定と継続的改善
導入後は定期的に効果を測定し、当初の目標が達成できているか確認します。また、業務やシステムの変更があった場合は、RPAロボットも適宜修正・更新が必要です。継続的に改善を行うことで、長期的な効果を維持することができます。
2.RPA導入の失敗例と原因
RPAの導入を始めた企業でよく見られる失敗パターンには次のようなものがあります。
- 最初は順調に見えたが、数ヶ月後にロボットが頻繁に動かなくなった
- 開発には成功したが、実際の業務での運用がうまくいかない
- 予想よりも開発に時間がかかり、コストが膨らんでしまった
- 一部の部署だけで使われ、会社全体での効果が出ない
- システム更新のたびにロボットの修正が必要で、結局人手がかかる
なぜRPA導入は失敗しやすいのでしょうか?主な原因として次のようなものが挙げられます。
- 準備不足:現状の業務プロセスをしっかり分析せず、「とりあえずRPA」と導入を急いでしまう
- 専門知識の不足:RPAツールは簡単に見えても、安定して動くロボットを作るには技術的な知識が必要
- 例外パターンへの対応不足:通常のケースだけを想定し、例外的な状況への対応を考慮していない
- 運用体制の不備:導入後の管理・保守体制を整えないまま運用を始めてしまう
- 現場の理解・協力不足:現場の社員を巻き込まず、トップダウンで強引に導入を進める
3.専門サポートのメリット:自社導入と比較して
RPA導入を成功させるためには、導入支援のサポートを活用することが効果的です。専門サポートを受けることで得られる主なメリットは以下の通りです:
- 豊富な経験と知識の活用:様々な企業でのRPA導入経験を持つ専門家のノウハウを活用できます。「初めてだからわからない」という不安を解消できます。
- 最適な業務選定と進め方のアドバイス:自動化に適した業務の選定から、段階的な導入計画まで、最適な進め方をアドバイスします。
- 技術的な課題の迅速な解決:開発中に直面する技術的な問題を素早く解決できます。自社だけで試行錯誤するよりも、開発期間を大幅に短縮できます。
- 安定したロボットの開発:例外処理やエラー対応を適切に組み込んだ、安定して動作するロボットを開発できます。
- 社内人材の育成支援:RPA開発や運用のノウハウを社内に蓄積し、将来的に自走できる体制づくりをサポートします。
4.私たちの充実したRPAサポートプラン
お客様の状況や目的に合わせて選べる、3つの充実したサポートプランをご用意しています。それぞれのプランは、お客様の社内体制や目標に応じて最適な支援を提供します。
1. 運用サポートプラン
こんな企業におすすめ:
すでに社内にRPA担当チームがある
自社である程度RPAの運用が進められる
技術的な質問や課題解決のサポートが必要
サービス内容:
RPAツール操作に関する質問対応
ロボット開発時の技術的な相談
トラブル発生時のアドバイス
定期的な運用状況確認
電話・メール・チャットによるサポート
運用サポートプランでは、お客様の会社でRPAの運用を主体的に進めていただきながら、発生した疑問や課題に対して私たちがアドバイスを提供します。自社でRPA開発を行う体制はあるものの、RPAを使用していく中で、技術的な質問や助言が必要な場合に最適です。
2. 伴走サポートプラン
こんな企業におすすめ:
RPAを本格的に導入・定着させたい
社内人材のRPAスキルを育成したい
手厚いサポートで確実に成果を出したい
サービス内容:
定期的な訪問またはオンライン面談(月2〜4回)
お客様と一緒にロボット開発を進行
実践的なRPA開発スキルの教育
業務分析から開発、運用までの一貫サポート
専任コンサルタントによる継続的な指導
伴走サポートプランでは、私たちがお客様と一緒にロボット作成を行いながら、実践的なスキル習得を支援します。定期的な面談を通じて開発の進捗を確認し、RPAを活用する体制を作っていきます。社内にRPAの知識とスキルを確実に定着させることができます。従業員も一緒に教育しながら開発を進めるため、将来的な自走体制の構築に最適です。
3. ロボット作成代行プラン
こんな企業におすすめ:
短期間で確実に自動化を実現したい
社内にRPA開発リソースがない
複雑な業務プロセスの自動化が必要
サービス内容:
業務プロセスの詳細ヒアリングと分析
要件定義から設計、開発まで一貫して代行
徹底したテストと品質保証
導入後の操作説明と引き継ぎ
安定稼働までのフォローアップ
ロボット作成代行プランでは、お客様の業務をヒアリングした上で、弊社の専門チームがロボット開発を全面的に担当します。自社でのロボット開発にリソースを割けない場合や、確実かつ迅速に自動化を実現したい場合に最適です。高品質なロボットを短期間で導入できるため、早期に効果を実感いただけます。
5.まとめと次のステップ
RPAは確かに業務効率化の強力なツールですが、その導入には専門的な知識とノウハウが必要です。多くの企業が自社だけでの導入に苦戦し、期待した効果を得られていない現状があります。
専門サポートを受けながらRPAを導入することで、以下のような効果が期待できます。
- 短期間で確実に成果を出せる
- 安定して動作するロボットを開発できる
- 長期的な運用体制を構築できる
- 社内のRPAスキルを向上させられる
私たちは、お客様のRPA導入を成功に導くパートナーとして、計画策定から開発、運用まで一貫してサポートいたします。まずは無料相談からお気軽にご連絡ください。お客様の業務課題に合わせた最適なRPAソリューションをご提案いたします。
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