RPA導入のROI計算方法を徹底解説!

2025.01.30

こんにちは!岡山のIT・経理コンサルティングのネットリンクスです。
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今回は、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)導入のROI(投資対効果)計算方法についてご紹介します。RPA導入を検討する際、ROIを正確に計算することは非常に重要です。
以下のステップで、ROI計算の基本を押さえましょう!

1.RPAを使う業務の現在のコストを把握する

RPAを導入するケースで一番多いのは既存業務の自動化です。

まず、RPAで業務の自動化や効率化をしたい業務を洗い出し、それらの業務にかかっているコストを明確にします。業務にかかっている人件費、ヒューマンエラーによるミスの修正にかかるコストなどが含まれます。

<RPA導入で削減できる主なコスト>
  • 業務にかかっている人件費(業務時間)
  • 業務のミス修正にかかっている人件費(ミス発生頻度・ミス修正時間)
  • 残業の割増人件費
  • 夜間対応の割増人件費
  • 業務担当者確保のための採用コスト
  • 業務担当者の教育コスト

上記をもとに、RPA導入によって削減できるコストを計算します。例えば、業務時間の短縮による人件費の削減や、エラーの減少による修正コストの削減などです。

2.RPA導入による付加価値を把握する

RPA導入の成功事例では人手不足で今までやりたくてもできなかった業務をRPAに任せるケースも多く見られます。RPA導入が生み出す付加価値についても検討しましょう。付加価値による効果を推し量ることが難しい場合は、人を雇って同じことをした場合にかかるコストを計算します。

<RPA導入で新たにできるようになった業務の例>
  • 競合会社のデータ収集&レポート化
  • 経営資料作成(様々な切り口で集計してグラフ化)
  • メルマガ送付
  • 業務進捗チェック&締切りアラート
  • 残業時間チェック&アラート
  • 定期的な顧客分析
  • 社内向け資料の電子配信で見える化

他にも、RPAによるダブルチェックで業務品質を向上、データ取得・作成などの既存業務の実施頻度を増やしたことで顧客のリアルタイム対応を可能にしたなど、既存業務をグレードアップしたケースもあります。

3.RPA導入後のコストを見積もる

続いて、ROI(投資対効果)の投資部分、RPA導入のコストを見積もりましょう。

<RPA導入にかかる主なコスト>
  • RPA初期導入費
  • RPAツールのライセンス費用
  • RPAツールサポート費用
  • RPAロボット作成(代行・自社制作)
  • RPAツール学習
  • RPAロボットメンテナンス費用

RPAにかかるコストはツールやサービスによって様々です。
初期費用、ライセンス費用はあまりかからない一方でサポート費用が高額なRPA。ライセンス費用はお値ごろだけど難しすぎて学習コストが高すぎるRPA。各費用がリーズナブルで操作も簡単だけど機能に制限があるRPA、サポートがほぼないRPA……など。

それぞれ個性のあるRPAの中から、自社の体制やRPA化したい業務にあったツールとサービスを選びましょう。
なお、ネットリンクスが厳選した中小企業向けRPAツールはこちらです。

中小企業レベルの業務効率に必要な機能を十分に有しているRPAとしては業界最安値クラス。
サポートが手厚く操作も分かりやすいので、学習コストが低く導入しやすいRPAツールです。

4.ROIを計算する

1)ROIの計算式

ROI=(コスト削減効果+付加価値−RPA導入コスト)/RPA導入コスト​×100

材料となる数字がすべてそろったら、上記の計算式でRPA導入がどれだけの投資対効果をもたらすかを具体的に把握しましょう。

2)ROIから見る導入効果

ROI(投資対効果)がプラスであれば、基本的には効果があると考えられます。具体的には、ROIが0%より大きければ、投資した金額以上の効果が得られていることを意味します。

例えば、ROIが150%の場合、投資した金額の1.5倍の効果が得られていることになります。一般的には、ROIが高いほど投資の効果が大きいとされますが、業界や企業の状況によっても異なります。

3)RPA導入のROIにおいて考慮すべきポイント

  • 初期投資の回収期間:どれくらいの期間で初期投資を回収できるか。
  • 長期的なコスト削減効果:長期的に見てどれだけのコスト削減が見込めるか。
  • 業務効率の向上:業務効率がどれだけ向上するか。

これらを総合的に評価して、ROIがプラスであれば導入の効果があると判断できます。具体的な数値目標は、会社の経営方針や財務状況に応じて設定すると良いでしょう。

また、RPAの導入には従業員の心理的負担の軽減、モチベーション向上、会社イメージの向上などROIだけでは測り切れない効果もあります。RPA導入時は、これらの効果もあわせて検討するのがおすすめです。

5.実際の事例を参考にしてよりリアルな見積もりを

他社の成功事例を参考にすることで、より現実的なROIを見積もることができます。
弊社開催のセミナー、個別相談会などではRPA導入の成功事例もご紹介していますので、ご参考にしていただけると幸いです。

「RPAでここまで複雑なことができると思っていなかった」

「業務オペレ―ションを整備したらRPAで自動化できることが分かった」

など、事例を知ることで想像よりも多くの業務が自動化できることに驚かれる方も多いです。「もしかして自社のこの業務もRPAで自動化できるかな?」と気になった方は、お気軽にお問い合わせください。人間の工夫とRPAの機能の組み合わせで何がどこまで自動化できるのか一緒に考えましょう!

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